歯周病の予防研究から生まれた歯磨き法、つまようじ法の磨き方

歯と歯の間が磨ける爽快感! マッサージ効果で歯ぐきが強くなる!

歯周病の予防には、歯垢を取り除くだけでなく、歯ぐき(特に歯周病が進行しやすい歯間部の歯ぐき)をマッサージすることが大切です。そのためには、つまようじを使うように歯と歯の間を磨く「つまようじ法」が効果的です。「つまようじ法」のマッサージ効果で、歯間部の歯ぐきが強くなります。

つまようじ法を動画で紹介。(再生ボタンをクリックしてください)

CGによる解説

1分で分かる!つまようじ法の磨き方

表側の磨き方

下の前歯 表から

上の歯は、毛先を下に向け、歯と歯の歯ぐきの境目に当てます。(下の歯を磨くときは逆に毛先を上に向けます)

そのまま、毛先を歯の先端に向かって滑るように動かします。
毛先が歯間に入ったら、元の位置まで戻します。この動きを1カ所約10回繰り返します。

下の奥歯 外側から

毛先を歯間に当てる角度は、ほぼ直角が目安(上の歯はやや下向き、下の歯はやや上向きの感じで)。歯間に毛先を入れて、出してと繰り返しマッサージするように。

裏側の磨き方

裏側は歯ブラシの先端を使い歯間をつつくように1カ所約10回出し入れを繰り返します。歯間の大きさに合った毛の量が入っていきます。

下の前歯 内側から

●歯の表面やかみ合わせの部分など、部位によってはつまようじ法以外の磨き方も用いて磨いてください。V7歯ブラシ1本で全体を磨き上げることができます。

●矯正治療中の方や、インプラント部のブラッシングにも適しています。

●つまようじ法は歯周病の予防と治療のための磨き方です。むし歯予防には、フッ素入り歯磨き剤の使用をお勧めします。歯ブラシにフッ素入りの歯磨き剤をつけて、磨き方を「つまようじ法」にすれば、歯周病予防と同時にむし歯予防になります。

つまようじ法を行うと・・

  • 歯ぐきからかなり出血することがありますが、出血は通常1〜2週間で止まります。(これは、ブラッシングのマッサージ効果で歯ぐきが強くなるためです)
  • 歯周病で腫れていた歯ぐきがひきしまってきたため、一時的に歯ぐきが下がったように感じる場合があります。
  • 1日に1回以上、つまようじ法で丁寧に磨くことをおすすめします。

◎つまようじ法を続けていて、万が一症状が悪化したと感じられる場合は歯科医師にご相談ください。